親知らずを抜くと小顔になる!嘘?本当?

よく患者さんや友人に「親知らず抜いたら小顔になるの?」と聞かれることがあります。小顔になるなら抜いてもいいって考えている方も多いのでは無いでしょうか?では、本当に親知らずを抜いて小顔になるのでしょうか?そんな疑問にお答えしていきます。
親知らずを抜くと小顔になるのか?
結論から言いますと、なる場合もあります。ただし、ごく稀にという条件が付いてきます。さらに、パッと見てわかるほどの変化が現れる方はごくごく稀です。では、どのような条件の方が親知らずを抜いて小顔になることができるのでしょうか?
親知らずを抜くと小顔になる可能性のある方の特徴
1-1. 顎(えら)のはっている方
歯が無くなると歯を支えている骨も痩せてきます。下の親知らずは、ちょうど顎のエラに近い部分にあるため、親知らずを抜くとエラの前の部分の骨が痩せて小顔になる可能性があります。
1-2.頬骨のはっている方
上の親知らずの位置は頬骨の下にあります。親知らずを抜歯することによって頬骨の下の辺りが痩せて小顔になる可能性があります。
1-3.顎の筋肉のはっている方
まっすぐ生えている親知らずを抜歯すると一番奥に噛む力が伝わらなくなり、筋肉が痩せ、小顔になる可能性があります。
このような方はごく僅かですが、親知らずを抜くことで小顔になる可能性があります。
では、抜く時期によっても小顔になる事ができるかどうかはわかれてくるのでしょうか?
親知らずを抜いて小顔にしたいなら生え始め!
親知らずは18歳臼歯と呼ばれ、18歳から20歳くらいで生えてきます。少し頭が出たぐらいがいいタイミングですが、真横に向いていて出てこない親知らずもありますので、だいたい20歳前後と考えてください。親知らずが生えて来る時に親知らずの周りに骨も一緒にできてきます。抜くと周りの骨も痩せてくるので、小顔になる可能性があります。
まとめ
このように親知らずを抜く事で小顔になれる条件と時期を書きましたが、抜歯して小顔になる人のほうが珍しいのです。ほとんどの小顔になったと思っていらっしゃる方達は、抜いた後の腫れが引く事によって小顔になったと錯覚されている可能性があります。上記の1-3で書いたように顎の筋肉が小さくなる事で小顔効果は得られます。顎の筋肉は、歯ぎしりや食いしばりによって大きくなってしまいますので、その対策をされた方が現実的かもしれません。歯ぎしりに対する対応策はこちらを参考にしてください。
そもそも抜いた方がいい親知らずなのかどうかという事もあります。親知らずを抜いた方がいいかどうかはこちらを参考にしてください。
このように親知らずを抜く事による小顔効果についてはかなり難しいところがあるので、できる限り自己判断しないようにしてください。キーデンタルクリニックでもご相談を受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。