管理栄養士が教えます。鍋で大人気!白菜の栄養について
著者:江田 淳哉

鍋が美味しく食べられる季節になりました。
身体を温め、野菜を豊富に食べられる鍋は冬の食卓の定番です。
鍋の具材として、安くボリュームのある白菜を食べられる方は多いかと思います。
白菜の旬は11月~2月で、味はみずみずしく甘みが感じられます。キムチや漬物、汁物や炒め物など、色々な料理に応用がきく食材。そんな万能野菜の栄養面について、管理栄養士が解説します!
ビタミンCとカリウム、食物繊維もたっぷり
白菜は95%が水分です。特徴的な栄養素としてビタミンCを多く含んでおり、抗酸化作用を高め、免疫力の向上や風邪予防が期待されます。
またカリウムも豊富で、血圧上昇を抑える働きがあります。100g当り14カロリーという野菜の中でもカロリーが極めて低く、食物繊維も豊富なので、整腸や美肌などにも期待されています。食べ過ぎても、カロリーが少なく食べ応えもあるので、ダイエット食材としても注目をされている野菜です。

栄養を効率良く取るには、スープや鍋料理がオススメ!
白菜に含まれているビタミンCやカリウムは、火にかけると溶け出します。その為、栄養を摂取したい場合は、スープや鍋料理だと溶け出した栄養も一緒にとることが出来ます。旬以外の時期は、農薬を使用しないと育たない白菜がほとんどです。逆に捉えると、旬時期の白菜は安心安全な白菜が多く出回っているので、たくさん食べて免疫力を上げて風邪を予防しましょう。
2015年12月18日