女性に人気のトロトロ野菜、山芋について!
著者:江田 淳哉

温かいご飯にかけても、冷たいお蕎麦にかけても、トロトロの食感がアクセントになり、独特の美味しさを感じさせる山芋。
保存性が高く、1年中出回ってますが収穫は10月~3月の時期で冬に食べるのが一番美味しいとされています。そんな独特の食感と風味のある山芋には、沢山の栄養が含まれています。今回は、管理栄養士が山芋の栄養について解説します!
特徴的なぬめりに栄養の秘密が!?
いも類の中で、唯一生で食べる事が出来るのが山芋です。
胃の粘膜保護の働きや、体内のたんぱく質吸収を向上させる働きがあり、疲労回復効果に期待が出来ます。ただ、熱には弱いため、生のまま食べる事がおすすめです。また、ジアスターゼという酵素も豊富に含まれており、消化促進にも期待が出来ます。胃の調子が悪い時などにぴったりな野菜です。食物繊維やカリウム、ビタミンB群、ビタミンCとバランス良く栄養が含まれているため、健康食材としても注目されています。
まとめ
(1)胃の粘膜保護、疲労回復効果が期待出来る。
(2)ジアスターゼ酵素により、消化促進に期待出来る。

調理の仕方で食感が楽しめる!
山芋は調理の仕方や切り方次第で、食感が変わる面白い食材です。細かく刻めはシャキシャキとし、擦ればトロトロになり、温めればフワフワになります。
栄養的には見れば、やはり生のまま食べて欲しいですね。山のうなぎとも言われるほど栄養が豊富な山芋は、旬の今だとリーズナブルに買えます。今夜のおかずの1品に検討してみてはいかがでしょうか。
2016年1月4日