冬が旬!ねぎの知られざる栄養価を、管理栄養士が解説!
著者:江田 淳哉

夏は薬味に、冬は鍋にと一年中日本の食卓を支えている、ねぎ。
実は、寒い中で育った方が美味しさが増す為、11月~2月の時期が一番美味しく食べられます。料理の引き立て役として、色々な料理に馴染む事が出来るねぎですが、 栄養価でも優秀です!普段何気なく食べているねぎの秘密を管理栄養士が解説します。
風邪予防に効果的な”ねぎ”!
ねぎの栄養素で特徴的なのが、硫化アリルです。
硫化アリルは、血行を良くして体を温める効果が期待出来ます。
また、殺菌・抗菌作用にも期待出来る為、薬味として昔から刻みねぎをのせて食べる事が多いです。疲労回復効果が期待される、ビタミンB1と一緒に摂取すると、ビタミンの吸収力が更に上がります。体を温めてくれ、疲労回復効果を与えてくれるねぎは、風邪予防に優れているのです。硫化アリルは水溶性の為水分に溶け出します。ビタミンB1が豊富な豚肉と一緒に鍋やスープで食べるといいですね。

青い部分も栄養が豊富!
いかがでしょうか?風邪予防に最適なねぎの事が少し分かりましたでしょうか。
予防もそうですが、風邪を引いた時も、ねぎは栄養に優れていますね。
また、ついつい捨てがちなねぎの青い部分ですが、ここにもカロテン、ビタミンK、カルシウムなどの栄養素が含まれています。捨てるなんてもったいないので、刻んだり、煮込んだりしてねぎ1本丸ごと食べてくださいね。
2016年1月29日