※下記カイコによる実験及び20人を対象としたヒトでの前後比較試験の結果から
ブロリコとは、東京大学とイマジン・グローバル・ケア社が共同で特許を取得したブロッコリーの新成分です。
現代の日本では、年齢に伴う体の変化、異常な細胞の増殖やさまざまな病気、薬の副作用によって、自分でも気づかないうちに免疫力が下がってしまいます。
ブロリコは、人の免疫力を大きく高めることが確認され、免疫学の世界的権威や医療業界から注目されています。
カイコを使って免疫力を測定する方法を生み出し、それによってブロリコを発見しました。
カイコに免疫を活性する成分を注入すると筋肉が縮みます。収縮度合いで投与物質の免疫効果の大きさがわかるという特性があるのです。
東京大学によるこの発見は生物学の分野では大変意義のあるもので生化学の分野で世界で最も権威のある科学誌『Journal of Biological Chemistry』に掲載されました。
東京大学の研究チームは、さまざまな栄養成分と抽出方法をためし、5年の歳月をかけて『ブロリコ』とその高い免疫効果を発見しました。
またブロリコは硬い細胞壁の中にあるため、100度を超える熱で抽出しないと免疫活性が得られません。このことから普通にブロッコリーを生や茹でて食べただけでは体内に吸収されずに体外に排出されてしまうと考えられます。
カイコの筋標本を使った実験によると、ブロリコの免疫活性効果は・・・
というような結果となり、東京大学の研究チームも驚くような免疫賦活作用が確認されたのです。
続いて東京大学・大阪大学などの研究者が行ったヒトの臨床試験では20名の成人男女を対象としてブロリコを1ヶ月間毎日摂取してもらいました。その前後で血液検査を行ってNK細胞の活性を測定したところ、平均でブロリコ摂取後のほうが15%以上NK細胞の活性が上がっていました。この研究成果は医学専門誌である「薬理と治療」誌に掲載されました。
この画期的な免疫賦活成分「ブロリコ」は、まずその製法に関して日本及び米国・欧州で特許を取得しました。
その後さらに免疫活性を高める方法を開発し、日本で新たな特許を取得。2017年には東京大学の研究チームがブロリコがどのような物質であるかを特定(構造決定)することに成功しました(Drug Discoveries & Therapeutics. 2017; 11(5):230-237.)。
そして、免疫を高める新成分に関する物質特許を日米欧をはじめとして、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、香港、インド、韓国、ロシアにて特許を申請中です。
日付 | 特許番号/出願番号 | 内容 |
---|---|---|
2012/11/20 | 8313779 | 米国で特許登録。「自然免疫機構を活性化/抑制する作用を有する物質の評価方法及びスクリーニング方法、並びに、自然免疫機構を活性化/抑制するための薬剤、食品及びそれらの製造方法」 |
2013/06/12 | 2133693 | 欧州で特許登録。内容は同上。 |
2013/10/25 | 5394233 | 日本で特許登録。内容は同上。 |
2014/03/07 | 5491082 | 日本で特許登録。「自然免疫機能活性化組成物の製造方法及び自然免疫機能活性化組成物」 |
2017/08/04 | 2017310867 | オーストラリアでの成分特許を出願。 |
2017/08/04 | 1120190026860 | ブラジルでの成分特許を出願。 |
2017/08/04 | 3033187 | カナダでの成分特許を出願。 |
2017/08/04 | 201780035277.X | 中国での成分特許を出願。 |
2017/08/04 | 17839606.5 | 欧州での成分特許を出願。 |
2017/08/04 | 201927006536 | インドでの成分特許を出願。 |
2017/08/04 | 10-2018-7036771 | 韓国での成分特許を出願。 |
2017/08/04 | 2019105674 | ロシアでの成分特許を出願。 |
2017/08/04 | 16/309,098 | 米国での成分特許を出願。 |
2019/03/27 | 19121553.2 | 香港での成分特許を出願。 |
2019/06/01 | I660969 | 台湾で成分特許を取得。「自然免疫活性化作用を有する多糖類及び該多糖類を含有する自然免疫活性化剤又は飲食品」 |
カラダに重要な免疫力。しかし、その免疫力は15歳頃をピークに年齢とともに低下します。
加齢とともに季節の変わり目に敏感になったり、様々なリスクが増大するのはそのためです。
東京大学とイマジン・グローバル・ケアの共同出願により、自然免疫を活性化される成分を発見し、その成分を「ブロリコ」と名づけました。
ブロリコは今まで世界に全くなかった新規の成分ということが東京大学の調べでわかっています。
体内に侵入した病原体や異常となった自己細胞をいち早く感知し、相手を特定せず(非特異的に)排除する仕組みです。体を守るための最前線の働きをしてくれます。
一度自分の体内に侵入した病原体などを覚えていて、それを特異的に攻撃するもの。例えば、人体に無毒化した病原体であるワクチンを注射することにより、人体はその病原体がもう一度体内に侵入した際に、その病原体を排除する仕組みを獲得します。